旅の下準備

みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

岡山ではアイスも溶ける勢いで、引き続き猛暑、猛暑の日々です。

ほんとにアツい。。。

 

グチはこの辺で、、本日は「死装束」についてです。

 

“しにしょうぞく”と読みます。なんとなくのイメージはつくかと思いますが、何のために葬儀で使っているのか。。。何の意味があるのか。。。

あまり深く考えたことは経験に少ないと思います。今回は、そんな死装束について少し触れていきたいと思います。 

 

まずは、死装束の内容一式をご紹介したいと思います。

 

「え、死装束ってあの着物みたいなやつだけじゃないの??」

 

って思われるかもしれませんが、私たち葬儀屋は主に以下の9つをまとめて死装束と読んでいます。これも知っている方と知らない方とでは、かなりギャップがあるかと思います。ではさっそく。主に以下の9点になります。

よりイメージしやすく旅装具で例えてみました。

 

 

①経帷子(きょうかたびら)

 =制服(山登り専用ウェア)

 

②笠(かさ)

=帽子(直射日光や雪を防ぐ帽子)

 

③杖

=倒れないための補助道具

 

④白足袋・わらじ

=靴(登山靴)

 

⑤頭陀袋・六文銭(ずだぶくろ・ろくもんせん)

=旅費

 

⑥数珠

=お守り

※死装束の一つで、数珠で手を合わせることで、煩悩が消滅し、功徳を得られるといわれています。

 

⑦三角頭巾

=魔除け

※最近ではあまり着けることはなくなりました。

 

⑧手甲(てっこう)

=日除け

 

⑨脚絆(きゃはん)

=歩くための補助道具(足を傷つけないための防具)

 

 

つまり死装束とは、“天国へ向かうための旅準備”といったイメージでしょうか。

ときに雨風に見舞われるかもしれないけど、気をつけて「いってらっしゃい」と気持ちを伝えるものなのかもしれません。

だとしたら、死装束は人によって変わるものなのかもしれません。むしろ変えるべきなのかもしれません。

その気持ちがあれば、スーツ、ユニフォーム、お気に入りの洋服、靴。。。

何といっても人生一度きりの旅です。大切なのは形式ではなく“気持ち”だと思います。

 

と偉そうなことをつらつらとすみません。。。しかし恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした。。。

 

では最後に、気を取り直して「本日の一服」

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 こちらは数年前にビームス で購入したラルディーニのサファリジャケット。

サファリ、何とも言えませんが、、アフリカっぽいイメージ。。狩りをするような。。

ザックリとそんな感じです笑

 

生地はシャンブレーといってデニムっぽいイメージです。着込んでいくとシワがいい味になるんですよね。

 

「シャンブレー」=縦糸に色糸、横糸に白糸(さらし糸) を使って“平織り”した生地。

「デニム」 =縦糸に色糸、横糸に白糸(さらし糸) を使って“綾織り”した生地。

「ダンガリー」 =縦糸に白糸(さらし糸)、横糸に色糸を使って“綾織り”した生地。

デニムとは糸の使い方が逆になります。

生地の厚さは一般的に、シャンブレー<ダンガリー<デニムといった順です。

 

突然ウンチク語ってスミマセン。。。

 

とにかく、清涼感あって夏のTシャツスタイルをグンっと上品に格上げしてくれる頼れる相棒なのです。ベルトも大人っぽくて気に入ってます!

 

 

それでは本日はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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24時間後。。。のこと

みなさん、こんにちは。

 本日は、火葬するタイミングについてお話しできればと思います。

 一般的にはお亡くなりになられてから、家族が集合して、お坊さんを呼んで、そのまま火葬場へ行くという漠然としたイメージはみなさんすでにお持ちだと思います。

 

しかし、そこにはちょっとした “ルール”  が存在してます。

そこで今回は “火葬するタイミング”  のルールについてお話しします。

実は、火葬にはこんな法律が存在しています。

 

 

火葬は、法律墓地、埋葬等に関する法律第3条により、

原則として、死体は、死後(もしくは死産後)24時間以内は火葬してはならない

 

 

と、決められています。旅立たれてから「24時間後」にしかできないのです。

ではなぜ24時間後にしかできないのでしょうか。それは。。。

 

 

蘇生する可能性がある」=「生き返るかもしれない

 

これが一番の大きな理由です。昔は死亡診断の技術も低く、仮死状態を死亡と診断してしまうケースが少なからずあったようです。。。

稀なケースではありますが、仮死状態のまま火葬を行い、その最中に蘇生するという事故が起こることも。。。

死後24時間経過すれば、死斑(しはん)と呼ばれる紫色の斑点(はんてん)が出てきますので、確実にお亡くなりになられたと判断することができます。

 

こうしたことを未然に防ぐために法律で“ルール”を決めたのです。

 

恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした。。。

それぐらい、身近なようで遠い、遠いようで身近なお話なのかもしれません。

 

それでは、【本日の一服】

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カジュアルなスタイルです。かっこいいようなダサいようなそんなギリギリのラインをあえて狙ってみました。

インナーはドルモアというイタリア性でブラウンのニットポロ。肌触りがすごくいいです!

羽織ものは数年前に購入したリーバイスでベージュのGジャン。ベージュのGジャンもありそうでなかなかないので入手に苦労しました。。。

パンツはブリッラペルイルグスト(ビームス のレーベル)で日本製のチノパン。隠れてますが実は2プリーツ入りで腰回りがラクラクです。この色味も使いやすく、今シーズン一番履いたパンツと言ってもいいかもしれません。

 

喋りすぎました。。。

では、本日はここまで。ありがとうございました。


↓ ↓ ↓  ツマラナイものですが、箸休めにぜひ!

 

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そうぎの費用のこと

はじめまして、岡山県岡山市で活動しているファッション好きのエンディングプランナーの藤原幸樹です!

ここでは、葬儀に関する情報や知識などなど…さまざまなことを発信していこうと思います。

たまに趣味の話に脱線…するかもしれませんがよろしくお願いします!

 

さて、さっそくですが第一回目はタイトル通り【そうぎの費用に関すること】です。

不謹慎だと思われますが、やはり気になるところです。

その費用なんですが、実は3種類あります。

 

①葬儀費用

 葬儀の基本料金(祭壇、ドライアイス、人件費等)

 

②実費費用

 葬儀以外にかかる料金(斎場使用料、火葬料、飲食、返礼品等)

 

③お布施

 お寺へのお礼(お経を読んで頂いた、戒名を付けていただいた等)

 

恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした、、、

さらに、この3つの費用、実は“あたりまえ”を利用したこんな仕組みもあるのです。

 

【業界的あたりまえ】

「葬儀費用」+「実費費用」+「お布施」=「総葬儀費用」

 

【一般的あたりまえ】

「葬儀費用」=「総葬儀費用」

 

まさに知っていると知っていないとでは大違いという、ほんとうに恐ろしいです。

「見積もり時」と「請求時」で金額が違うといったトラブルはこういった“あたりまえ”から発生することが多いです。

葬儀社にお見積もりを依頼するときは、必ず「実費費用」を含めた「総葬儀費用」を算出してもらうことが大切です!

 

 

 

【本日の一服】

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 数年前に購入したタリアトーレ のブラックデニムジャケット。

もともとのボタンはもう少し地味なブラックのナットボタンでしたがメタルボタンに変更。ゴールドメタルだと煌めきが強く、生地とケンカすると思い、少しくすみがかったガンメタルゴールドボタンに変更してます。 

 

インナーは近年注目されているオープンカラーでブラウンのキューバシャツ。こちらはslow gun製でブリッラペルイルグストのもの。前身頃の左右にタキシードシャツのようなプリーツが入っているので一枚でも様になります。

 

 

と、少しどころかかなり脱線しましたが、ファッションに関することも一服がてらご紹介できればと思います!

 

それでは本日はここまで!ありがとうございました!

 

↓ ↓ ↓ 箸休めに、ぜひ!

 

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